四季は何処へ
四月に入社して早いもので二ヶ月が経とうとしている。いやはや本当に月日の流れが早い。 申し遅れてしまいましたが、秋山と申します。 今後とも精進いたしますので何卒よろしくお願いいたします。
さて、いざブログを書こうと筆を取るに書くことが思いつかない。最近暑くなってきたなくらしかないのだ。そんなもの話題がない時の常套句ではないか。いや、それならば一つある。くだらない話ではあるが、出来立てホヤホヤの話だ。学生時代の後輩の話がある。そして同期の話もあるではないか。つまるところ、これから書く内容は私の話でありつつ、私ではない後輩と同期の話である。
入社した頃の春の陽気はどこへ消え去ったのかと、天候管理の責任者に問いただしたくなるような暑さが続く今日この頃である。そもそも管理者がいるのであれば、きちんと管理ができていないこの現状は監督不行き届きならぬ管理者不行き届きだろう。まだ五月である。梅雨前なのだから、暑さはまだ要らないのだ。いつからだろうか、春が極端に短くなったのは。そもそも『春』は存在しているのだろうか、花粉だけを置き去りにいつしか四季ではなく二季になっているのではないだろうか。思えば『秋』も短くなっている。そう感じるのは私だけではないのではないか。私は久方ぶりに連絡をしていた学生時代の後輩にこのことを話すと、彼女は笑いながら応えた。
「そのような愚問に現を抜かしている間に、春は過ぎさり夏の足音が聞こえてきているだけですよ。全力で季節を味わって今を楽しめばいいんです。仕事も含めて今を楽しんでください!人生において誰もが主役なんですから、楽しまなければ損ですよ」
私よりよっぽど人生を達観しているし、大人の考えではないか。つくづくデキた後輩だ。
これが私の後輩の話であり、オチというほどのものはない。現実とはそのようなものである。よほどのことがなければオチなど出てこないのだ。強いてオチを付けるのであれば、私の不甲斐なさを痛感したことくらいだろう。
そしてもう一つ。同期の話をしよう。私には同期が二人いるのだが、この二人がしっかりしている。多少抜けているところもあるが、私ほどではない。そして同世代の三人ではあるが誕生日の兼ね合いで言えば私は一番末っ子ということになる。実際には一人っ子である私が末っ子なのだ。中身は一番年上なんじゃないかと思うくらいだというのにだ。二人になんとも可愛げのない末っ子の弟だと、叱責を喰らいそうなものだ。既に叱責されているのかもしれないが。
そんな頼もしい同期二人と間抜けな私の珍妙な掛け合いを今後も楽しんで頂ければと思います。プリンくらいの甘さに仕上がっているので、胃もたれせずに楽しめるだろう。ちなみに私はプリンは硬めで甘さ控えめの方が好きだ。
色々と長々となってしまいましたが、今後とも優しくも厳しくご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。そして願わくは我々新人ズに声援のほどを。
※今回は小説家風情のように書いてみましたが、多分次は全然違う書き方をしてそうな気がします。