森『ハート・ロッカー』 ★★★★★

Posted by countach.tv - 3月 22nd, 2010

こんにちは、森です。
前回紹介しました『AVATAR』の【IMAXデジタルシアタ-】を
109シネマズ川崎で観てきましたのでそちらのご報告もします♪

当然、内容は変わりません。ですが、見た目の印象が結構違って見えましたね。
具体的に言うと、画面が明るい! 描写がさらに綺麗!
他の3D劇場ではカットされている上下の絵もちゃんと映し出されているので
画面全体が大きく見えました。
まぁ両方を比べてみないと分からないことなので川崎まで足を延ばせる方はぜひ行ってみてください!
完璧な3D映画を見たい方は迷わず川崎へ。
ちなみに六本木では字幕版を、川崎のIMAXでは吹き替え版を観ました。
やはり3D映画では吹き替え版の方が楽ですね♪ 
3Dの醍醐味である画面の描写に集中して観れますからね☆
あ、川崎で観る場合はネット予約を完全にお勧めします!!
土曜日の午前11時の回を観るために3日前の水曜夜0時にネットで良席を確保しました。
IMAXは大人気なので労を惜しまず是非見に行ってください。

と言うことで『AVATAR』を撮ったキャメロン監督の前女房、
キャスリン・ビグロー監督の『ハート・ロッカー』のお話へ。。。

【リアルとリアル】
映画を観終わったあとに思ったのが上のフレーズ。
ジェームズ・キャメロン監督が描いたのは、空想世界のリアル感。
対してキャスリン・ビグロー監督は、
現実世界で起こっていたイラク戦争での
爆弾処理班の兵士の生と死の極限状態をリアルに描写。
片方がデジタル革命で可能になった空想の世界を実写のように表現し、
もう片方が少し間違えば命が吹っ飛ぶ緊迫の状況を、
ドキュメンタリーのような臨場感でとらえています。

内容も作風も天と地ほど違う作品ですが
それぞれのリアリティーで映画を楽しませてくれる点では観て大満足でした。
ただキャメロン監督のリアルは、
゛理想主義をリアルに表現゛ したのであって内容のリアリズムとはちょっと違いますね。

この『ハート・ロッカー』、女性監督が撮ったとは思えない骨太の戦争映画です。
男くさい世界に食らいついた演出が見事!!
命知らずの荒れくれ者達”戦争中毒”の生き様がリアルに映し出されています。
ちなみにタイトルはアメリカ軍の隠語で
「苦痛の極限地帯」「棺桶」を意味するそうです。(byWikipedia)
要は「行きたくない場所」「ヤバい場所」ということですね。
アカデミー賞を6部門も受賞した作品ですが、
賞があるなしに関わらず凄くリアルな映画でお勧めです☆

『ハート・ロッカー』 ★★★★★ 星5つです

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