過去のお仕事
ロケ地(空港の設定)を提案/手配
JALカード、ドア横ポスター広告
雑誌広告
ロケ地(住宅)を提案/手配しました
マンダム/LÚCIDOの新聞広告
Webの写真→
スリッパのペタペタした音で目が覚めたらまだ外は暗かった。朝の5時過ぎ。
周りに人は誰もいない。あれ、みんなは??
部屋を出てみると、廊下は行き交う人々でいっぱいだった。
顔を洗って身支度する人、
すでにパッキングを終えて今から出かける様子のおじさんグループもいる。
自分ひとりが取り残されたと思いTシャツと短パンで急いで小屋の前に出てみると、
登山客が一斉にカメラを東側に向けていた。
曇りの予報が一転、晴れの予報に変わっていたのだ。
しまった!
山の天気とはこんなものだろう。
富士山の時はギリギリまで晴れていたのに
朝日が登る2時間前には暴風雨で前が何も見えなくなっていた。
今回は逆のパターンで本当にラッキーだった。
しかし、これより30分前はもっと素晴らしい景色が見えたと丸谷さんから聞かされた。
下界のすべてが赤紫に焼ける凄い朝焼けだったそうだ。
起こしてくれなかったことを愚痴ると、’自己責任だね’ という暖かいお言葉。
確かに甘えていられない。山とはそういうものだ。
気を取りなおして独り朝ごはんを食べていると、
まさしく日が昇る瞬間がきたらしくここでもタイミングを逃した。
外の歓喜をよそに卵ご飯をかきこむ。山の朝ごはんは本当にウマイ!
午前6時半。軽いストレッチの後、頂上を目指して登り始める。
少し登って振り返ると穂高岳山荘が見えた。
テントもちらほら。
夜はハンパなく寒いんだろうなぁと思いながらしっかりと岩を掴む。
対面の山にもよく見ると人影が! 人ってどこでも登るんだなぁ〜とこれまた関心。
シャッターを切る小松さん。
どんな写真を撮ったか今度見せてもらおう♬
登り始めて1時間後。いよいよか!?
登頂! まさかの快晴で見渡すかぎりの山並み。
くるりと周囲を見渡すと360°の絶景が目の前に広がった。 凄い!!
トンガッてるのは槍ヶ岳。
ここにも登れると途中で出会った関西のおばちゃんに教えられた。
今回、関西方面の年配の方が沢山登っていて
あちこちから関西弁が聞こえてきた。
しかしいったいこのトンガリをどう登るのか見当もつかない。。。
なんと富士山も。
頂上付近でおもいおもいの写真を撮ったところでそろそろ下山。
名残り惜しかったがまた来ればいいんだ。山は逃げない。
実は降りる方が怖かったりする。足を滑らせたらサヨウナラ。。。
穂高岳山荘を前に (左から森、小松氏、唐澤氏、丸谷氏)
下山こそ慎重に慎重に。。。
前日スルーした涸沢フュッテでランチ。
素晴らしい景色を眺めながらのおでんは最高だった。
登ってきた道を下っていく。
しかし下りがこんなにラクだったとは…
前日の登山がウソの様にみんなの足どりが軽い。
3泊目はいつもの徳澤園。
ここまで来ればもう観光気分だ。
上高地に全員無事にもどってこれた☆ それがなによりも嬉しい。
昨年、上高地から山頂を見上げていつかは登頂してみたいと思っていた名峰・奥穂高岳。
槍ヶ岳を始め数々の名峰が周りを取り囲む景色をみて
ここまで遠い道のりを頑張ってきて本当に良かったと思う。
一緒に登った仲間にも心から感謝したい。
初日は雨でどうなることかと思った登山も、結果的に素晴らしい体験になった。
雨に降られた初日も今にして思えば良かったと思う。
過酷な体験は忘れがたい。
けっして楽しいことばかりがいい思い出じゃないのだ。
体力的にも本当にキツくてもう山なんか登らない!
と思うのだが時間が経つとまた登りたくなってくる。
なぜか?
理由はわからない。
登山には中毒性があるのだろう。
その答えを見つけるためにもう少し山登りを続けようと思う。
さーて来年はどこの山に登ろうか。
実はもう決めている。
新宿へ向かう帰りのバスは、不思議と熟睡できた。
今回のルートマップ (全長18km、高低差1685m)
みなさん、寝たばこは気をつけましょう!
ロケ地の提案/手配、制作進行などあれやこれや携わっています☆
あのコケシさんも首都圏で活動中!
社団法人 日本たばこ協会 (過去の広告はココ♬)
最近話題の新製品ミラーレスカメラ Nikon 1
カタログとWebサイトのロケ地の提案/手配、制作進行などあれやこれや携わっています☆
素敵な写真がたっぷり掲載されていて見応えありますよ♬
スタッフの皆様、ロケ地の皆様、ありがとうございました♡
昨年同様、新宿を23時に出発した夜行バスは長野県上高地へと向かった。
車中一泊だ。深夜バスのあの窮屈でザワザワとした雰囲気はどうも馴染めない。
浅い眠りとなんどかの休憩を経て、朝の6時に上高地バスセンターに到着。
すでに各方面へ登る登山客で賑わっている。
前日の予想が見事に当たってしまった。登りはじめから雨が降るグレーな天気。
これから10時間も登る登山部に冷たい雨になるのは間違いない。
シトシトと降る雨の中、各自準備をして出発した。
あいにくの雨だったがこれも登山の醍醐味だと強がって歩く。
とりあえず何も考えずに淡々と歩く。
体力を奪う雨風をいまいましく思いながら皆でひたすら歩き続ける。
気分を紛らわすために口笛を吹いてみるが口が濡れて上手く吹けない。
なんどか試したが早々に諦めた。
明神、徳沢、横尾、本谷橋。。。 見慣れた景色を横目に淡々と歩き続けた。
そして昨年の目的地、涸沢(からさわ)カールに13時に到着。
予定より1時間遅れの到着だからまぁ許容範囲だろう。
朝から7時間も歩きっぱなしだったから空腹もピークに。休憩も兼ねて涸沢小屋で昼食をとることにした。
ここでのお昼ご飯は、きつねうどんとおやつに持参した魚肉ソーセージ。
ダシのきいた温かくて美味しいうどんだった。
うどん一杯が800円もしたが標高2245mを考えれば腹も立たない。
ここでのんびりしていると今回の目的地・穂高岳山荘に16時には着かないので
昼食を食べて早々に登りはじめた。
涸沢カールからの道のりはさらに困難を極めた。
降りつける雨にレインウェアはただの薄っぺらな生地でしかなく、
インナーのカットソーまでじっとり浸水してくる。
ハットも雨をしのぐにはあまりにお粗末でいつも頭が濡れている状態だ。
それでも濡れた岩肌を慎重に登っていっぽいっぽ歩を進める。
ガラ場が大半のこのコースは足首への負担が大きい。
手を使わないと登れない岩場もあって体力は確実に落ちていく。
涸沢カールから上へはみんな初めてのコースだったので慎重だったのだろう、
そしていつしか会話もなくなった…。
1日で穂高岳山荘まで登る計画を立てた自分を恨んだがいまさら引き返せない。
前へ。という気持ちと意地だけが頼りだったと思う。
みんなも同じ気持ちだったのだろう、誰も文句を言わずにただ前へ進む姿がせめてもの救いだった。
涸沢カールを出発して約3時間後、ついに
山小屋は基本的に予約を受け付けない。
山の天候次第で急遽小屋に駆け込んだり、泊まらずに先を急いだり…。
どんな状況でも登山客を受け入れる優しいシステムになっている。
そのかわり寝床は男女相部屋で上下の2段ベッドだったり簡素な造りの小屋が多い。
今回はちょっぴり奮発して個室を希望。
さいわいこの日はそれほど混雑していなくて(といっても100人はいたらしいが)
1部屋6畳の空き部屋に案内された。
オトコ4人で寝るには十分の広さ。相部屋を想像するとまさに天国だ。
気心が知れている仲間だから今夜はみんなぐっすり寝れるだろう。
乾燥室に濡れたブーツとウェアを干した後、5時半からの夕飯を食べに食堂へ向かった。
食事を終えて部屋にもどる途中に、受付のサーファー風(に見えた)お姉さんに
明日の天気を聞いてみる。
`雨は降らないが一日中曇りですね`
どうやら明日の日の出は拝めそうにないらしい。 ツイてないと思った。
つづく…
登山部、今回の目的地は北アルプスの奥穂高岳。
長野県と岐阜県の県境にある穂高連峰に位置する日本で3番目に高い山。
今回、参加したのは昨年に続きカメラマンの丸谷嘉長氏とカメラマン助手の小松顕一郎氏、
ライターの唐澤和也氏と自分の4人。
恩師、傍嶋康博先生とそのご子息の家族展に
行ってまいりました。
■SOBAJIMA FAMILY EXHIBITION■~遺伝する表現~
傍嶋泰雅(長男)
親子で展覧会なんて羨ましい限りです。
心あたたまる作品展です。
みなさんも是非行ってみてください!
Instyle Photgraphy Centerで開催している
写真展 「INFINITY 2」に行って来ました~
●参加写真家、北島明/小林幹幸/設楽茂男
鶴田直樹/中村和孝/半沢健/舞山秀一/Rrosemary
●ゲストフォトグラファー/ハービー・山口
ゴージャスな写真展、お時間ある方はチェキラ
WordPress Theme created by Karen Blundell (aka arwen54)